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2007年10月22日 (月)

足の早い投機資金(原油)

WTI原油価格が金曜日の終値で88.60㌦/バレルをつけている。サブプライム住宅ローン問題が依然として燻り米国経済の減速がささやかれる中、原油に限らず商品価格が上昇している。直接の原因はトルコとイラク北部の国境付近の政情不安定が原因とされているが、根本的な原因は他のところにあるように思う。

1つは現時点での埋蔵量の限界、もう1つは投機資金の流入である。OPECは増産するといっているが価格は上昇し続けている。みんな増産はもう限界にきており大幅な増産は不可能だと思っている。天井が見えているのだ。原油価格が上昇し続ければ、現在コスト面で割高な箇所からの埋蔵も可能となるであろうが、すぐに埋蔵できるわけではない。

また、本来ならサブプライム住宅ローン問題による米国経済の減速→原油需要の減速となるはずだが、行き場を失った投資マネーが流動性のある先物市場に入ってきている。つまり、埋蔵量の限界を知っている投資家がトルコ-イラク問題を契機に流動性のある商品市場に流入してきているのだ。

この度の上昇はファンダメンタルズを反映していないため、一度崩れると1バレル=82㌦辺りまでは一気に下落するものと思われる。82㌦を下回ると更にストップロス用のプットオプションが行使され80㌦程度まで下落すると思われる。暫く乱高下が続きそうだ。上昇がきつかっただけに、下落は足の早いものとなるだろう。月末までの動きを注視したい。

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