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2007年1月24日 (水)

中東経済に注目

前回「米国に流入するオイルマネーは本当?」というところでコメントを頂き、その返事として「原油価格下落→GCC諸国の対外証券投資の停止米国債券・金利市場への影響世界経済へのインパクト」を懸念している旨書いたが、23日の日経新聞にも中東経済の成長に陰りが見える旨の記事が載っていた。

本石町日記さんにもコメントを頂いたが、個人的には目先の経済指標に目を奪われている場合ではなく、全体を見るべきだと思う。経済指標自体は過去のものでしかなく、分析するには良いがそればかりを見て全体を見ないと常に後手後手に回ることになる。

原油価格下落は現在のところグローバル全体ではプラスに働き株価も上昇しているが、この上昇を支えているのが何なのかを考える必要がある。オイルマネーもその1つである。

実際原油価格が大幅に下落すると、GCC諸国の対外証券投資(主に米国債券市場への投資)は大幅に減少する。そうなれば、債券価格は下落し金利は上昇する。それは、不動産を購入している個人にとって重い金利を背負うことを意味し個人消費は減速する。その結果、企業業績も落ち込み景気減速となる。それがグローバルに波及すれば世界的に景気減速となり負のスパイラルが発生する。

日銀の金融政策で2月利上げかどうかの議論(予想?)がなされているが、それは全体としてみれば小さいことなのかもしれない。別に上記の通りにいくといっているわけではないが、こういったシナリオを持ちながら商品、債券、株、金利を関連付けて考えるべきなのだと思う。

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コメント

よしみつさん、コメントありがとうございます。今回はネタがないので本文で取り扱わせて頂きます。

投稿: alternativetimes | 2007年1月25日 (木) 23時26分

はじめまして。
更新初めてから、ほぼ毎日ROMしてます。
専門的で手ごたえのあるブログですね。
ところで、このような原油下落要因は何があるのでしょうか?
原油を売っても余りある魅力の市場ができた要因があるのでしょうか?
そういえば、金の価格は上昇していますし、アジア各国(タイは気がかりですが)の株も上昇しています。言い換えれば、資金シフトが起こっているということでしょうね。

やはり、イラン戦争がらみなのでしょうか?

投稿: よしみつ | 2007年1月25日 (木) 15時51分

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