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2007年1月17日 (水)

プラチナ投資

コモディティ投資の中でもっともなじみがあるのはやはり金取引だろう。金預金なるものも存在するくらいである。またここ2、3年は商品価格が上場していることで注目を集め、一部の投資信託にも組み込まれたりしている。更に金ETFが出来る等投資家サイドから見ても投資しやすいビークルが出来上がっている。

しかし、個人的には今年はプラチナ(白金)に注目している。その理由は3つある。第1の理由は、供給サイドにある。南アフリカとロシアでプラチナの供給量は世界の約90%を占める。発展途上国とまではいかないのかもしれないがやはり政治的不安が残るからである。南アフリカでは貴金属法なるものが施行予定で、鉱山の採鉱、加工、輸出までの各工程において付加価値税が課せられるようになる。これによりプラチナの価格は大幅に上昇する可能性があるのだ。

第2の理由は、需要サイドにある。自動車に使用する燃料電池の世界的需要が見込まれている他、排ガス規制強化に伴う欧州での触媒としての利用が増加しているからだ。またアジアでは軽車両の利用が増加している。アジアではここ数年経済発展が目覚しく、第2次産業が活発化している。そのため大気汚染等さまざまな問題も顕著になってきている。特にベトナムでは大気中の一酸化炭素や二酸化炭素の量が環境基準を大幅に上回っており大きな社会問題となっている。これらの問題に対処するためには触媒としてのプラチナが欠かせないのだ。

第3の理由は、プラチナETFである。金に続き今年中にはプラチナのETFが誕生するようだ。分散投資の観点から、また買いやすさという面からも年金基金や投資信託からの買いが入るであろう。金のETFの時と同様にとはいかないであろうが、ある程度は価格上昇圧力がかかるのではないだろうか。

ただし、最近の商品相場の値動きは激しいので投資するには注意が必要となる。金だけでなくプラチナにも注意を払って相場を見てみると面白いかもしれない。

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